2002年の日韓大会以降、ワールドカップの舞台から遠ざかっている中国。
浙江省のU-14トーナメントで起きた悪質キック事件が現地で物議を醸している。
『中国新聞社』や『新浪網』などによれば、問題が起きたのは、12月10日に行われた寧波チーム対杭州チーム戦。
後半アディショナルタイム、1点をリードされていた杭州の選手が相手選手を故意に蹴りつけた。さらに、相手を気遣う様子も見せず。この悪質なプレーはすぐさま拡散され、物議を醸すことに。
ひどいファウルだったが、主審はレッドカードではなくイエローカードを提示(2枚目だったので当該選手は退場)。
蹴られた選手は病院に行くはめになったものの、杭州側は誰も見舞いに行かず、治療費も負担しなかったそう。
そのような振る舞いが人々の怒りを買ったほか、関係者は厳密な調査をせずに寧波側が騒ぎ立てしないことを望んでいたという。
結局、相手を蹴った杭州の選手は1年間の出場停止が科され、2020年のトーナメントには出場できないことに。また、杭州チームにも一部の資格停止処分が科され、再発防止の徹底が指示されたという。
幸い蹴られた選手は大事には至らず、翌日の試合にも出場したとのこと。1年間の出場停止は長すぎるという声もあるが…。