元フランス代表DFリリアン・テュラムの息子であるマルキュス・テュラムの唾吐き事件が物議を醸している。
ボルシアMGに所属する23歳の彼はホッフェンハイム戦で相手DFシュテファン・ポシュの顔面に唾を吐きかけて一発退場になってしまった。
Borussia Monchengladbach have fined striker Marcus Thuram a month's wages after his red card for spitting at Stefan Posch. pic.twitter.com/VSsB9eP6U1
— ESPN FC (@ESPNFC) December 20, 2020
テュラムは意図的ではなかったとしつつ、ポシュらに謝罪している。
そうしたなか、バイエルン・ミュンヘンの重鎮であるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏の発言が問題になっているようだ。『Sport1』の番組に出演した際にこう述べていたという。
カール=ハインツ・ルンメニゲ(バイエルン・ミュンヘン チェアマン)
「もし逆だったら何が起きるだろうか。ポシュがテュラムに唾を吐いたら。
我々はまた人種差別論争をするんじゃないのか?」
現地では、ルンメニゲの発言は「有色人種に何が起きると常に人種差別が叫ばれる」と揶揄するものだとされている。
同氏はサッカー界や社会における人種差別の問題を軽視しており、人種差別を受けた人達に対して侮辱的なだけでなく危険な発言だとも指摘されている。