新型コロナウイルスの影響によって昨シーズンは長期の中断を余儀なくされたサッカー界。今季も開幕がずれ込んだことからスケジュールがよりハードなものとなり、多くの国で3日毎に試合が行われている。
そのために多くのチームで怪我人が続出しており、選手層が厚いクラブであっても満足なメンバーが組めないケースが頻発した。
そんな中、『Financial Times』のサミットに出席したマルセイユ会長ジャック=アンリ・エイロー氏は、20チームのリーグはもはや維持できない状態になったと指摘したという。『L'Equipe』が伝えている。
ジャック=アンリ・エイロー(マルセイユ会長)
「我々はガバナンスについて考える必要がある。イギリスやフランス、そして他のヨーロッパ諸国で、『20クラブでの国内リーグは試合数が多すぎる』という気持ちが高まっている。
フランスでは4ヶ月間、マルセイユはほぼ3日毎にプレーしている。そして2月と3月もそうなる予定だ。
選手にとってそれは有害であり、コンペティションにとっても、サポーターにとっても良くないことだ。
20チームのチャンピオンシップはもはや持続可能なものではない。真剣に考えなければならないテーマである。
話し合うべき改革はたくさんある。リーグアンのみならず、欧州の他の大会においても、『コロナ後』の世界があるのだ」
確かにミッドウィークにも毎回試合があるというのは、現在無観客だからこそできている…とも言える。今季終了後にはスケジュールの問題も各国で話し合われることになりそうだ。