2022年の開催に向けて準備が進められているワールドカップ・カタール大会。

同国は中東であるため非常に暑い気候であり、それに対応するために開催期間も冬に設定されるほか、スタジアムにも冷房が完備される。

また小さな国であることからホテルなどインフラが足りておらず、それらのための建築工事が各地で行われ、主に東南アジアからの出稼ぎ移民労働者が従事してきた。

『Guardian』によれば、2010年12月にカタールが開催権を獲得して以来行われてきた工事で、6500人の移民労働者が死亡しているという。

インド、バングラデシュ、ネパール、スリランカ、そしてパキスタンの大使館が持つデータを総合したところ、2010年から10年の間に6500人の死亡が確認されたそうだ。内訳は以下の通りとなる。

  • インド:2711人
  • ネパール:1641人
  • バングラデシュ:1018人
  • パキスタン:824人
  • スリランカ:557人

また、その他にもフィリピンやケニアなどの国からも移民労働者を受け入れているため、実際の総死亡者数はさらに多くなるという。

死因については落下、窒息、感電などもあるものの、その多くがいわゆる「自然死」として記載されているそう。それは急性心臓発作や呼吸不全に当たるものだが、死亡の根本的な原因を検査していない可能性が指摘されている。

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実にインドの死亡者の80%が自然死であると報告されていることから、検査の精度、夏の暑さに対する対策不足などが疑われているそうだ。