ファントークンを発行してから4カ月が経過したシント=トロイデン VV(以下、STVV)。

同クラブのビジネスダイレクターを務める村田晋之佑氏に、現在の感想とトークンビジネスがサッカー界にもたらす可能性を聞いている。今回はその後編。

村田晋之佑氏

STVVビジネスダイレクター 村田晋之佑氏(画像提供:STVV)

【コラム】「ファントークン」で発生した想定外の反応とは?シント=トロイデンVV村田晋之佑氏インタビュー(前編)

前編ではファントークンを発行した感想や周囲の反応について尋ねてみた。後編では今後のトークンビジネスについて掘り下げる。

今後のトークンビジネスについて

―サッカークラブがトークンビジネスに進出している理由として、村田さんの目から見て何か考えているところはありますか。

このモデルの革新的なところは、ファンの消費を投資に変換したところです。

今までクラウドファンディングや投げ銭などプロサッカークラブ、プロスポーツクラブがチャレンジしてきた領域があると思うんですけれども、それらはおおよそ投資ではなく消費でした。

これに対してトークンビジネスでは、クラブのブランドや理念に共感していただいて、地理的制約を取り払ってそこに投資するような消費者行動に変わったのかなと思っています。

クラブの価値が上がると、ファンもクラブも得するというような活動に変化したというのが、トークンを通じたファンエンゲージメントにおける一番の革新的な要素だと思っています。