19日に発表された欧州スーパーリーグ構想。12のクラブがチャンピオンズリーグを脱退して新しいフォーマットの大会を設立するというプロジェクトだった。
しかしながらそれはサポーターや選手、監督から大きな批判を受けることになり、結局48時間で12チーム中10チームが脱退を表明するという事態に。
『Sky』によれば、この欧州スーパーリーグ計画について、エヴァートンの監督を務めているカルロ・アンチェロッティ氏は以下のように話したという。
カルロ・アンチェロッティ
「欧州スーパーリーグへの反応は、『これは冗談か?』だったよ。
まあ、これは起こらないものなので冗談だ。不可能なものだ。
ヨーロッパのスポーツ文化は、アメリカのものとは異なっている。それは我々が正しい、アメリカが間違っているということではないよ。ただ、人々の文化が違うのだ。
アメリカではスポーツの捉え方が違う。娯楽なのだ。それがヨーロッパでは情熱なのだ。
我々は『隣人に勝ちたい』と思って育ってきた。つまり成長の過程が違う。
ただ、サッカーの一部はもはやビジネスでもある。最初はスポーツであったが、投資をすることでビジネスにもなる。我々はその両方を考える必要がある。
19日はサッカーのあらゆるサポーターにとって奇妙な日だったね。彼ら12のクラブは間違っていた。選手や監督、サポーターの意見を考慮に入れていなかったからだ。
最も重要なのは、彼らはスポーツ面でのメリットなしに競争を構築しようとしたことだよ。これは受け入れられない。我々の文化は、スポーツと結婚して生まれたようなものだからね。
彼らが今戻ってきて、これから議論をしなければならない。チャンピオンズリーグの競争力を高めたいというのは誰もが思っていることだからね。
プレミアリーグやセリエAなど他の大会についても話し合う必要があるが、結局最も重要なことはスポーツ面でのメリットなのだ。
欧州スーパーリーグは不可能だと思うが、チャンピオンズリーグの新しいフォーマットは実現可能である」
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アメリカとヨーロッパではスポーツを見る文化が違うため、競技を蔑ろにするようなフォーマットは受け入れられなかった…と見ているようだ。