2018年からイタリアサッカー連盟会長を務めているガブリエーレ・グラヴィナ氏は、セリエAの上位と下位にプレーオフを導入する計画を明かした。
『Gazzetta dello Sport』などによれば、グラヴィナ会長は参事会で記者団に対して以下のように話していたとのことだ。
ガブリエーレ・グラヴィナ
「我々は2つのルールを変更した。そのうちの一つは2018年に行うことを約束したものだ。
まずはプロ、そしてアマチュアのサッカー界で複数のクラブを所有することを禁止するというルールだ。
最も注目すべきなのは、ナポリとバーリの両方を所有するアウレリオ・デ・ラウレンティス、そしてラツィオとサレルニターナを持つクラウディオ・ロティートだ。
もう一つのルールは、クラブの所有権を確認するプロセスだ。それらの手続きでウソがあった場合、リーグからの除外を始めとした罰則が課せられる。
セリエAをより魅力的なものにするにあたって、チームの削減を考慮に入れる必要がある。スクデット争いと残留争いにプレーオフを導入する案に賛成しているのも不思議なことではない。プレミアリーグもそのアイデアを検討していると聞いている。
全体的な改革の一環として、それら全てについて話し合う。もう1年待つことはできない。5月30日までに承認の最初のステップが必要になる。そうすれば2021-22シーズンの終わりまでに詳細を確定させられる」
先日は欧州スーパーリーグの計画が12クラブから発表され、サッカー界に激震が走った。
そのプロジェクトはわずか48時間で瓦解してしまったものの、欧州のサッカー界に大きな変革が訪れる可能性は高いようだ。