2022年11月〜12月にカタールで行われる予定となっているワールドカップ。それに向けて各地域で予選が進んでいるが、新型コロナウイルスの影響もあり、これまのように順調には開催できていない。
そして今回、アフリカサッカー連盟(CAF)と国際サッカー連盟(FIFA)は「6月に行われるワールドカップ予選を延期する」と公式発表した。
その延期の理由は新型コロナウイルスの影響だけではない。先日アフリカサッカー連盟が「ワールドカップ予選で使用するスタジアムを承認制とする」と発表し、試合が開催できる会場を厳しく限定したためだ。
先日南アフリカ出身のパトリス・モツェペ氏がアフリカサッカー連盟の会長に就任し、彼が各国のスタジアム環境やピッチの質を向上させることに尽力しているからなのだが…。
とはいえ、このためにブルキナファソ、中央アフリカ共和国、リベリア、マラウイ、マリ、ナミビア、ニジェール、セネガル、シエラレオネは予選を開催する会場がなくなってしまったのだ。
なおコンゴ民主共和国、リビア、ウガンダも主要なスタジアムをすべて禁止されてしまったものの、国際大会を開催できる代替会場は用意できる状況にあったという。
これによってワールドカップ・アフリカ予選は9月まで延期され、それから10月、11月の間に集中的に開催される予定となるそうだ。