国際サッカー連盟(FIFA)は7日、「チャドとパキスタンのサッカー協会を活動停止とした」と発表した。
チャドはすでに3月に行われたアフリカネーションズカップで失格処分を受けており、予選での試合が不戦敗となっていた。
政府から権限の段階的な移譲を求められていたチャドサッカー協会は、それを拒否していたものの、ついに先月解散命令を受けてしまっている。
そしてパキスタンサッカー連盟については、対立するグループによって施設が敵対的買収されてしまい、本部が機能停止状態となってしまった。
本来のサッカー連盟職員が現在オフィスに入ることができなくなっており、FIFAへと抗議文書を送っていた。
FIFAは各国、各地域のサッカー協会に第三者からの影響を禁止しており、もし会長が逮捕されたとしても政府などによる干渉は許されない。
活動停止による影響については、その国の代表チームやクラブチームが国際大会に出場することができなくなるほか、FIFAからの賞金や分配金の支払いが停止されることになる。
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なお、パキスタンはすでにワールドカップ2022ではアジア1次予選で敗退しており、チャドもアフリカ1次予選で姿を消していることから、代表チームには大きな影響がない。
ただクラブチームは大陸規模の試合に出場することができないため、国内リーグにはいくらかの影響が及んでくることが予想される。