先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・シティ戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、初の欧州王者に輝いたチェルシーMFエンゴロ・カンテ。
ロシアの大富豪が大きな投資をした金満クラブとしてアンチを作りがちだったチェルシーであるが、その中でカンテはどんな中立のファンにも愛される存在になっている。
その理由はなにか。数多くあるもののなかで『Planet Football』が12個をピックアップしている。
父親のゴミ拾いを手伝っていた
マリからの移民であった両親の下で生まれたエンゴロ・カンテ。子供の頃、父親は街の東にある郊外を何キロも歩いて、ゴミを拾い、その中の貴重なものを探していた。
小さな頃のカンテはその父親を手伝い、家計を助ける仕事をしていた。まるでピッチの上の彼のように、見事な勤労精神を見せていた。
簡単なキャリアを歩まなかった
パリの西部にあるアマチュアクラブのJSシュレーヌでサッカーを始めたカンテは、19歳になるまでプロクラブに加入することができなかった。
ようやくブローニュに加入することに成功すると、2012年にリーグ・ドゥの最終節でデビュー。次年度に3部リーグでブレイクし、ステップアップしたカーンで2年間素晴らしいシーズンを過ごした。
そして24歳のときにレスター・シティへと引き抜かれたが、謙虚さを失うことはなく、まだシュレーヌ時代のコーチと連絡を取り合い、アドバイスを求めているという。
コーチのピエール・ヴィルは「彼は決してノーとは言わないし、多くは語らない。指示をすると『はい』とだけ言って去っていくが、非常に迅速に物事を理解してくれるんだ。彼の振る舞いはまるでみんなの弟のようだよ」と話している。