ジャイアントキリングが続出した第101回天皇杯の2回戦。前回王者の川崎フロンターレもJ3のAC長野パルセイロを相手に苦戦を強いられたが、PK戦の末になんとか勝ち抜けを決めた。

この試合では、プロ2年目の宮城天が後半途中からピッチに立っている。

宮城は、昨今話題の川崎フロンターレアカデミー出身。昨季はJ3のカターレ富山に期限付き移籍で出され、怪我もあったが20試合で3得点を記録した。

今季チームに帰還し、長野戦で初めてのベンチ入りを果たすと、1点ビハインドの85分から長谷川竜也に代わって出場。左サイドからたびたびチャンスを作り出し、惜しいシュートを何本も放った。

U-18時代から得点につなげる能力全般と判断力の高さが光っていた宮城。そんな彼には、サッカーのプレー以外にも得意なことがある。それがこちら。

川崎が毎年製作している算数ドリルの撮影での一幕。スタッフに促されて宮城が歌いだしたのは、スキマスイッチの『奏(かなで)』。しかもウマい!

多才な宮城は長野戦後、「この等々力の試合をスタート地点にして、シーズン後半戦も過密日程になるので自分の力をチームに還元したい。そのためにこのチームに帰ってきた。自分の特徴を出せたことは前向きにとらえて、もっと練習でアピールしていきたいと思う」と語った。

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三笘薫の海外移籍がささやかれる川崎フロンターレ。もしかしたら、同じアカデミー出身で今月2日に20歳の誕生日を迎えたアタッカーが後半戦のキーマンになるかもしれない。

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