EURO2020決勝トーナメント1回戦、スウェーデン対ウクライナ戦は延長戦にもつれ込む熱戦となった。
その延長戦ではショッキングなシーンも。スウェーデンDFマルクス・ダニエルソンのタックルが相手FWアルテム・ベシェディンの膝を直撃したのだ。
OUCH
El defensor de Suecia, Marcus Danielson, mira la tarjeta roja por esta patada contra Artem Besedin, quien no pudo continuar con Ucrania y salió lesionado. #EURO2020 #UKR #SWE pic.twitter.com/PiXdQgZD6A
— FOX Deportes (@FOXDeportes) June 29, 2021
一瞬、膝が逆方向に折れ曲がったベシェディンは自力で歩くことができずに痛々しい姿で交代になった。
当初はイエローカードを提示されたダニエルソンだが、VARによってレッドカードでの一発退場を宣告されている。
そうしたなか、元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が判定に異を唱えた。
「あれはレッドカードではない。彼にはボールをクリアする権利がある。スローモーションのせいで何の問題もないタックルが実際以上に見える。馬鹿げている。ボールを蹴る時、フォロースルーしないのはほぼ不可能だ。ボールを蹴った後のフォロースルーで偶発的に相手と接触して怪我をさせたからといって、それはファウルにはならない。レッドカードではないことは言うまでもない」とツイートしたのだ。
リネカーはスローモーションでプレーを見ると違うものになってしまうと訴えていたようだ。
【動画】膝ぐにゃり…EUROで問題になった戦慄タックルシーン
ダニエルソンは問題のシーンでボールにチャレンジしており、相手と衝突したのはボールに触れた後。足の裏は見せているが、ベシェディンのほうがそこに突っ込んでいってしまうような形にも見えた。
ただ、スウェーデンのヤンネ・アンデション監督は「私は見てないが、スタンドにいた同僚からはレッドだと聞かされた。通常、VARはいいジャッジをするし、間違った判定はしない」と語っていたそう。
なお、試合はウクライナがスウェーデンを2-1で下している。
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