DAZNは30日、UEFA女子チャンピオンズリーグのグローバル放映権を獲得し、2021-22シーズンから4年間にわたりホストブロードキャスターになったことを発表した。
また、スポーツをさらに発展させるため、YouTubeと画期的なパートナーシップを結び、世界中のファンが楽しめるよう大会の模様を無料ライブ配信することも決定。この取り組みは、UEFAが女子チャンピオンズリーグの全試合を世界規模で集約し配信する初めての試みとなるとのことだ。
最初の2シーズン(2021-23年)は、グループステージ以降の全61試合をDAZNでライブ配信およびオンデマンド視聴できるほか(日本では一部配信)、新たに開設されたDAZN UEFA 女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルでも無料で視聴することが可能。最後の2シーズン(2023-25年)は、全61試合をDAZNでライブ配信し、そのうち19試合をDAZN UEFA 女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルで無料配信する。
今回の契約は、女子クラブサッカー史上最大規模の放映権契約。DAZNの女子スポーツへの長年にわたるグローバルな取り組みにも、新たな変化をもたらすものとなりそうだ。
DAZNは今回のパートナーシップについて、女子プロスポーツがさらなる露出を求めている今、世界中のファンがシーズンを通して試合を視聴できるようにすることで、選手、クラブ、そしてエリート競技そのものに、かつてないほどの可視性をもたらすものと考えているという。
以下はDAZN、YouTube、UEFAの関係者、および選手のコメント。
■DAZNグループ共同CEO ジェームズ・ラシュトン氏
「DAZNは、UEFA女子チャンピオンズリーグの新しいグローバルブロードキャスターになることにとてもエキサイトしており、YouTubeやGoogleと協力して、ファンのみなさまにゲームをより身近に感じていただき、スター選手にこれまで以上に光を当てていきたいと思っています。DAZNは、プレミアムスポーツをより身近なものにするというビジョンのもとに設立されました。そして今回、権利が初めてひとつのブロードキャスターに集約されたことや、YouTubeですべての試合を無料で配信されること以上に、この大会が身近になることがあるでしょうか。この契約は一晩にして世界最高峰の女子サッカーをいまだかつてないレベルで世界中に簡単に届けることを可能としました。また、今後も引き続きライブ配信の制作も強化し、DAZNの既存のオリジナルコンテンツをさらに拡張し、女子サッカーの幅広さと素晴らしさを紹介する新しい番組を制作していくことを楽しみにしています」
■DAZN Japan エグゼクティブ・バイスプレジデント マーティン・ジョーンズ氏
「この度はUEFA及びYouTubeと共に、UEFA女子チャンピオンズリーグという女子サッカー最高峰の大会を配信できることを大変嬉しく思います。スポーツを通じてダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンをサポートしているDAZNにとって、今回の発表は私たちがコミットしている女性スポーツへの投資というミッションにおいて、非常に意義のあるものと捉えております。世界で活躍する日本人選手、各国トップ選手のプレーをお届けすることによって、日本でも女子サッカーへの認知や関心が高まり、また次世代の選手が勇気づけられることを心より願っております」
■YouTube EMAE責任者 セシル・フロ=クウタズ氏
「YouTubeは、プレミアムで多様性に富んだコンテンツを世界中に提供しています。今回、DAZNとUEFAとの提携により、YouTubeでUEFA女子チャンピオンズリーグの試合をライブかつ無料で世界中のファンにお届けできることを大変嬉しく思います。新型コロナウイルスの感染拡大はスポーツに多くの不確実性をもたらしましたが、特に女性のスポーツにとっても大きな問題となっています。この世界的な大会をファンのみなさまに楽しんでいただくために、新しいエキサイティングな方法を見つけることがこれまで以上に重要になっています。私たちは、UEFA女子チャンピオンズリーグをこのプラットフォームに提供し、このスポーツが世界中のファンとつながるお手伝いができることを嬉しく思います」