DAZNは5日、今年9月12日に開幕予定となっている日本初の女子プロサッカーリーグ「Yogibo WEリーグ(Women Empowerment League)」の放映権を獲得し、2021-22シーズンから8シーズン(※2028-29シーズンまで)にわたりオフィシャルブロードキャスティングパートナーを務めることを発表した。
WEリーグは2020年6月に設立を発表。『女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する』を理念に、“世界一の女子サッカーを”、“世界一アクティブな女性コミュニティへ”、“世界一のリーグ価値を”という3つのビジョンを掲げ、日本の女子サッカーの魅力を世界に発信していく、日本初の女子プロサッカーリーグだ。
リーグの名称には、日本に「女子プロサッカー選手」という職業が確立され、リーグを核にわたしたちみんな(WE)が主人公として活躍する社会を目指す、という思いが込められている。
記念すべき「Yogibo WEリーグ」の初年度シーズンには11クラブが参入し、ホーム&アウェイ形式による総当たりのリーグ戦を行う。期間は9月12日から来年5月21日または22日までの約9ヵ月間。試合は全22節・110試合を開催予定だ。
- マイナビ仙台レディース
- 三菱重工浦和レッズレディース
- 大宮アルディージャVENTUS
- ちふれASエルフェン埼玉
- ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
- ノジマステラ神奈川相模原
- AC長野パルセイロ・レディース
- アルビレックス新潟レディース
- INAC神戸レオネッサ
- サンフレッチェ広島レジーナ
以下は今回の発表に関する関係者のコメント。
■公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ チェア 岡島喜久子氏
「世界的なスポーツ配信プラットフォームであるDAZNにて、Yogibo WEリーグが8シーズン放映されることになり、大変嬉しく思います。2016年よりサービスを開始されたDAZNは、スポーツを愛する多くの皆様に質の高いスポーツコンテンツを提供されています。WEリーグのビジョンにある通り、私たちは世界一の女子サッカーをめざしています。DAZN、リーグ、クラブが一体となり、ファン・サポーターの皆様やスポーツを愛する全ての方々に誇りをもってYogibo WEリーグをお届けできるよう、開幕に向けて準備を進めていきます。また、DAZNは「DAZN Women in Sportsプロジェクト」として、スポーツ界で活躍する女性にエールをおくる施策や、女性アスリートが活躍するスポーツコンテンツを積極的に配信されています。WEリーグ全体でDAZNのこうした取り組みを後押しし、ともに創り上げることで、「多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会」の実現を目指してまいります」
■DAZN Japan エグゼクティブ・バイスプレジデント マーティン・ジョーンズ氏
「このたび、DAZNがYogibo WEリーグのオフィシャルブロードキャスティングパートナーになりましたことを非常にうれしく思います。先日UEFA女子チャンピオンズリーグの放映権をグローバルで獲得したことを発表しましたが、このたびYogibo WEリーグも加わり、国内外で活躍する女子サッカー選手の熱き試合を日本のファンのみなさまにお届けできることとなりました。女子スポーツの発展にはビジビリティの向上、つまり多くの皆様に観ていただくことが大きな鍵を握っていると考えています。DAZNはオフィシャルブロードキャスターとして、より多くのみなさまにYogibo WEリーグ、そして女子スポーツに触れていただく素地を整えていく次第です。また、スポーツを通じて関係者のみなさまとともに、女性の活躍をサポートしていきたいと思います」
2021-22 Yogibo WEリーグをより多くの人が観戦し、その魅力を感じてもらうため、DAZNは一部の試合を公式YouTubeチャンネルやソーシャルチャンネルなどで無料配信する予定だという。
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女子スポーツの楽しさや魅力を伝え、コンテンツの配信を通してその発展に寄与するべく、UEFA女子チャンピオンズリーグのグローバル放映権獲得など多くの施策を打ち出しているDAZN。
今回発表された「Yogibo WEリーグ」との契約は、これまでの流れを加速させ、さらなる女子スポーツの露出や地位向上に貢献する姿勢を示すものとなりそうだ。