カルロ・アンチェロッティ監督がレアル・マドリーに去ったことで新監督を探すことになったエヴァートン。
後任に指名したのは、ラファ・ベニテスだった。同氏は宿敵リヴァプールでCL優勝を成し遂げた指揮官であり、一部からは反発も起きている。
かつてリヴァプールで彼の指導を受けたスティーヴン・ジェラードもエヴァートンの新監督候補に挙げられていた。『ESPN』によれば、ジェラードは自分がトフィーズの監督候補になっていることは衝撃だったものの、ベニテスの決断には驚かなかったそう。
スティーヴン・ジェラード(レンジャーズ監督)
「ラファはこの街で生まれたわけでもないし、徹底して“赤”というわけでもない。
(選手として)彼は20年間もエヴァートンと対戦してきたわけでもないので、(自分とは)全く違う状況だと思う。
ラファは他人に支配されない人間だし、プロとして決断を下す。だから、驚きはなかった。
彼がプレミアリーグのビッグクラブに復帰して、このリーグの最高相手と戦うチャンスを欲しがったことにね。
だから、正直に言って、あまりショックや驚きはなかった」
「自分の名前が噂になっているのは、とても衝撃的だったし、驚いたよ。
それがどこから出てきたのか分からない。紙上の話だったのか、真実味があったのかも分からない。
(自分がエヴァートンの監督になることは)絶対にない」
ベニテスはリヴァプール一筋だったわけでもないので、特に驚かなかったとか。なお、ベニテスはリヴァプールを指揮した350試合は197勝74分79敗という戦績だった。
そのうえで、ジェラードは自分がエヴァートンの監督になることは絶対ないと断言していたそう。