ガンバ大阪は11日、「FW中村敬斗がオーストリア1部のLASKへ完全移籍する」と公式発表した。

柏レイソルと三菱養和SCで育った中村敬斗は、2018年からガンバ大阪のトップチームに加入。開幕戦でデビューを果たしたあと、U-23に主戦場を移して活躍を見せた。

2019年夏にはオランダのトゥウェンテへと期限付き移籍し、その後シント=トロイデンを経て今年2月にオーストリア2部のFCジュニアーズOOに貸し出されていた。

そして今回、ジュニアーズOOの提携クラブでもあるLASKへと完全移籍することになったとのことだ。

中村敬斗

「私は17歳でガンバ大阪に加入し、トップチームの宮本元監督からはプロの厳しさを、ガンバ大阪U-23の實好元監督と、森下元監督からは、自分らしさを失わずに自分を信じる事の大切さを教えて頂きました。

ヨーロッパで順風満帆にいかない時でも、私が自信を無くさずに不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです。

私は17歳でJ1リーグ開幕戦デビューを果たしましたが、その後プロとして未熟だった為、J3リーグのベンチからやり直す事になりました。今の私はガンバ大阪でのこの経験が、自分はどんな事が起きても必ず這い上がれるという自信に繋がっています。

ガンバ大阪U-23の時に作って頂いた横断幕のキャッチコピー『魅せろ 進化し続ける才能』この言葉を胸に、これからも目の前の一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」

リンツァー・アスレティック・シュポルト・クルブ、通称「LASK」は1908年に設立されたオーストリアの古豪クラブ。

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1995年には経営に行き詰まったために破産寸前となり、1997年には同市のライバルであったFCリンツと合併。名前をLASKリンツと変えた。ただ、その合併は長期的にはあまりうまく行かず、2017年にはクラブのエンブレムに入っていた「リンツ」の名前を削除している。

昨季のオーストリア・ブンデスリーガではレギュラーシーズンで3位、マイスターグループで4位と好成績をあげ、UEFAカンファレンスリーグの出場権を獲得している。

なお、その3次予選では1stレグでFKヴォイヴォディナに1-0と勝利しており、12日に2ndレグを戦う予定だ。

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