先日大きな話題になった古橋亨梧への差別事件。セルティックのライバルであるグラスゴー・レンジャーズのサポーターが「古橋は俺の犬を食べた」と歌ったり、目を細めるジェスチャーをする映像が出回った。
それに対し、レンジャーズはすぐに映像の人物の特定に成功し、該当するサポーターグループを無期限にスタジアムから追放する処分を下した。
【動画】古橋亨梧に対しての差別的なチャントを歌うレンジャーズのサポーター
『BBC』によれば、セルティックを率いるアンジュ・ポステコグルー監督はこの対処について評価し、古橋亨梧は影響を受けていないはずだと語ったそうだ。
アンジュ・ポステコグルー
「レンジャーズが誰かを感動させるために動いたとは思わない。
それが正しいことなのかどうかを見て、それに対処しただけだと思いたい。あれは間違っているものだと、我々は知っている。グレーなものではない。
レンジャーズはそれに対処する上で正しいことをしたよ。それが関与している組織が何であれ、同じように扱われることを期待している。
処分がすぐに来た。議論もそれほどないままに。人々は規準となる線が引かれていることに気付き始めていると思うよ。
我々は、これ以上あのように行動すべきではないとね。
キョーゴは影響を受けたかどうか?それは『他人の靴を履いて1マイル歩かない限り』(他人のことは完全に理解できないということわざ)わからないものだろう?
しかし彼は前向きな性格で、ここでの生活を本当に楽しんでいる。サッカーだけでなく、新しい国で住むという経験を楽しんでいる。
その経験の99%が圧倒的にポジティブであるとき、残りの1%が全体に影響を与えることはない。私は責任と義務があるので、そうであることを願っているよ。
彼はよく練習していて、ハッピーな男だ。クラブが彼をサポートしているので、元気だ。あの事件がこの国のすべてではないことを理解しているさ」