世界各地で行われているワールドカップ予選。イングランドは敵地でのハンガリー戦に0-4で勝利した。

ブダペストでの一戦は有観客で行われたが、ラヒーム・スターリングに対するモンキーチャントが物議を醸している。スターリングはスタンドからモンキーチャントを浴びせられると怒りと困惑が混じったような表情を浮かべていた。

この事件を受けて同僚ハリー・マグワイアはSNS上で人種差別への抗議メッセージをポスト。また、ギャレス・サウスゲイト監督も時代遅れだと差別的行為を断罪している。

ハリー・マグワイア(イングランド代表DF)

「昨夜の試合以降、チームメイトたちと話し合い、いくつかの映像を見た。

いかなる差別も絶対に容認できないものであり、当局は調査しなければいけない。

我々の試合や社会に人種差別の居場所はない」

ギャレス・サウスゲイト(イングランド代表監督)

「いくつかの事件があったようだが、我々がチームとして支持しているもは誰もが分かっている。これは絶対に容認できない。

全てがUEFAに報告されている。どうなるかを見守る必要がある。

彼ら(選手たちは)世界が変化してることを認識している。

自分の考え方や偏見にとらわれる人間もいるが、世界は近代化しているので、そういう人間は時代遅れになる。

ハンガリーは我が国ほど国民が多様ではない。

同等の多様性を持っていない国の場合、我々と同じ考え方はしていないだろう」

この試合ではピッチ上にフレアなども投げ込まれており、FAはFIFAに調査を求めた。

【動画】これは悪質…スターリングらへの問題投擲シーン

ハンガリーはEURO2020でもサポーターの差別的行為が問題になり、UEFAは2つの試合を無観客で行うように命じている。

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