今夏の移籍市場で日本代表MF久保建英、韓国代表MFイ・ガンイン、アメリカ代表FWマシュー・ホッピーらを獲得したマジョルカ。
そうしたなか、『Marca』は「マジョルカは“アジアのタイムテーブル”を感受している」と伝えた。
日曜14時のキックオフを嫌がるクラブもあるが、久保とイがいるマジョルカはむしろ大きな経済的利益を得ることができるとのこと。日本と韓国ではゴールデンタイムの21時頃のキックオフになるためだ。
実際、マジョルカのCEOであるアルフォンソ・ディアス氏はこう述べている。
アルフォンソ・ディアス(マジョルカCEO)
「スポーツ面でいえば、タケとガンインはそれぞの特性によって現時点で必要だった選手である。
それに加え、2人は我々のブランドを成長させるための大きな価値を持っていると言わざるを得ない。
我々が注目すべき2つの大きなマーケットのひとつはアメリカだ。
我々のオーナーはアメリカ人だし、(北米は)ラ・リーガが大きな成長を見せている場所でもある。
それに、ESPNとの契約もあるので、我々が取り組むべき市場だ。
そして、アジアだが、タケが最初に来た時から、我々は種を撒き、大きなステップを踏み、それがうまくいった。
イ・ガンインも加わったことで、我々はアジアで最も存在感のあるスペインクラブになるだろう。
タケのおかげで我々の試合は日本で最も視聴されている。2019-20シーズンは視聴者数でレアル・マドリーとバルセロナを上回った。
我々は国際化戦略に取り組んでおり、リーガの協力を得て、現地に赴き、その国をよく知るようにしている」
アメリカ人ホッピーの獲得は北米市場も意識したものだったようだ。
マジョルカのホームゲームは19日のビジャレアル戦、26日のオサスナ戦が日本時間の21時キックオフになっている(23日の敵地でのレアル・マドリー戦は午前5時キックオフ)。