本日夜に日本代表と対戦する予定となっている中国代表チーム。
これまで6人もの帰化選手をチームに受け入れており、今回の代表でもティラス・ブラウニング、アラン、エウケソン、そしてアロイージオが名を連ねている。
しかしその中で、一段と注目されている選手がいるようだ。名前を聞いたところ、それはウェイ・シーハオであるという。
ウェイ・シーハオは1995年生まれの26歳。かつて山東魯能から18歳でポルトガルへと渡り、ボアヴィスタやフェイレンセ、レイションエスでプレーした経験を持っている選手だ。
ユース時代には「中国のクリスティアーノ・ロナウド」とも呼ばれ、その高いテクニックと豊かなスピードが認められてアヤックスのテストに招待されたこともある。
2017年に帰国してからは上海上港、北京国安、そして広州恒大(現:広州FC)に所属しており、多くのゴールを決めている。
中国代表には帰国した2017年にデビューしており、主に左サイドのポジションを争う立場となっている。
彼の武器はスピードと巧みなドリブル、プレー中に繰り出すアイデアだと言えるが、とにかくキレやすい「少林サッカー」選手としても有名だ。
ピッチの内外問わずに感情をコントロールすることができない選手だと評価されており、しばしば悪意を持ったタックルで相手を負傷させ、倒した相手を侮辱して衝突することもあった。
2019年にはウズベキスタン代表選手のオダベック・シュクロフを相手に後方から足裏タックルを敢行し、腓骨を骨折させる大怪我を負わせた。このタックルによってウェイ・シーハオは1ヶ月もの活動停止処分を受けている。
#Fútbol ⚽ | 🇨🇳 Wei Shihao le rompe la pierna a un rival y su club le suspende
⚠ Imágenes escalofriantes https://t.co/QSeUo4cLSK pic.twitter.com/K1SxKqiclj
— Diario SPORT (@sport) March 27, 2019
【動画】シュクロフのすねがぐにゃり…腓骨を破壊したウェイ・シーハオの足裏タックル
その一方、その感情がサッカーに向いたときにはゴールを奪う意欲や決意に繋がる…とも評価されており、このところは「改善されている」という声も。
ベンチスタートになると思われるが、後半にはおそらく途中起用されるウェイ・シーハオ。FIFA.comにも特集され、非常に危険な存在だと言われているようだ。日本のサイドバックは彼の仕掛けに注意しなければいけない。