放映権のをめぐる問題で開幕がずれ込んでいたギリシャ1部リーグがついに開幕を迎えた。
PAOKの香川真司はPASヤニナとの開幕戦に先発出場するも63分で交代。チームも0-1で敗れ、黒星発進に。ラズヴァン・ルチェスク監督に先発起用された香川はチャンスを逃して悔しがるシーンもあった。
そうしたなか、現地紙『Proto Thema』は「香川の存在感は希薄」と指摘する記事を伝えた。
Proto Thema
「ルチェスク監督のチームは1時間にわたって組織化されたように見せようしたが、ゴールチャンスを作り出すためのコンビネーションサッカーはできなかった。
その理由のひとつは、香川やトーマス・ムルクら中盤の存在感が希薄だったこと。
PAOKはFWの後ろにクオリティの問題を抱えており、オマル・エル・カドゥーリやアンドリヤ・ジヴコヴィッチが不在だと危険なレベルに達する。
PAOKが香川に賭け続けているのは誰のせいだ?
他にいないから彼を起用した人間か、3~4か月探していた選手を獲得できなかった全員のせいか?
ミスは大きな代償を支払い、サッカーから罰せられる。
昨日のPAOKにとってさらに悪かったのは60分の後に起きたこと。
ルチェスク監督は新戦力を一斉に起用することにしたが、それは間違いだった。
チームの結束と組織力の変化は明白だった。それ以降のチームはノープランでチームワークもなく、個人でのアクションが散発、惜しいプレーもなく、エリアにも入れなかった」
香川に賭けるしかない現状を嘆きつつ、香川らを交代させた後はさらにチーム状況は悪化したとも指摘していた。
黒星スタートとなったPAOKはミッドウィークにUEFAカンファレンスリーグ、週末にはパナシナイコス戦が控えている。