かつてアーセナルで中心的な存在になっていたイングランド代表MFジャック・ウィルシャー。
現在は所属クラブがない状態が続いており、イタリア・セリエBのコモで練習に参加している。ただそこでは外国人枠の問題で選手登録が不可能であり、契約を結べる可能性はない。
彼は『Under The Surface Podcast』のインタビューで以下のように話し、自分は怪我をするものだと先入観を持って見られている…と語ったそう。
ジャック・ウィルシャー
「僕に関する先入観があると思う。いくつかのクラブから受けた反応は『君はいい選手だが、怪我をするだろう』というものだった。
パンデミックによるロックダウンの前から怪我はなく、最近のものも深刻ではなかった。毎日トレーニングが出来ている。
ボーンマスにいたときもすべての試合に出場できた。プレーできる。チャンスが欲しいよ。体調が整っていることを証明させて欲しい。
イライラするよ、心が壊れそうだ。毎日練習を続けているが、やれることは多くない。走り続けなければならないが、とても困難なことだ。努力をすべきなのかどうか自問自答する毎日だ。だが、チャンスを待ち続けている。
僕にはサッカーに夢中な10歳の息子がいる。彼はいつも『Sky Sports』のニュースを見ている。
彼はサッカーを理解しているが、彼に物事を伝えるのは難しい。何が起こっているのかを説明するのは難しい。
いつも彼は聞いてくる。『所属クラブは見つかった?』『どこかからオファーはあった?』と。『No』と答えなければいけない。
僕が彼に言えるのはそれだけだ。正直にならなければならないからね」
いまのところはどこのクラブからも具体的な話がないというウィルシャー。まだ29歳という若さであり、万全ならばどんなチームでも活躍できるはずだが…。