レアル・マドリーではなかなか本領が発揮できずに苦闘を続けるベルギー代表エデン・アザール。
『AS』によれば、彼を発掘したリールのディレクターがこんな話をしていたそう。
ジャン=ミシェル・ヴァンダム(リールアカデミーディレクター)
「彼は14歳の時にアカデミーにやってきた。非常に小さく、痩せた少年で、最初はあまり目立たないように見えた。
だが、彼は非常に大事なものを持っていた。サッカー脳だ。
我々が殻から出すと、数年で誰よりも巧く、速くなった。
15歳の時にはストップを余儀なくされた。筋肉がつき始め、怪我をする可能性があったのでね。
17歳でトップデビューした時には我々の多くが世界最高の選手のひとりになると思っていたよ」
「彼には才能がある。私はまだレアルで成功できると確信している。
アザールの問題は自分をリーダーのように感じる必要があること。
ただ、それはロッカールーム内でのリーダーということではなく、技術的な意味でのリーダーだ。
チームはそれが彼のゲームにとって重要なメカニズムだと理解しなければいけない。
エデンには試合の鍵を与えなければいけない。彼はそれを必要としている。
さもなければ、彼はマドリーを去るだろう。
彼のためにアンチェロッティや他の監督がシステム変更を余儀なくされるということではない。
ベルギー(代表)でのアザールはパフォーマンスを続けているし、デブライネら他の主力たちと一緒にやれている。
彼らはスペースを奪い合うのではなく、お互いを補完し合っている。
なぜマドリーでの彼にそれが起きないのか分からない。
カリム・ベンゼマのように彼を完璧に引き立てるチームメイトたちがいるので、問題にはならないはずだ。
彼らはお互いから多くのものを得られる」
アザール自身がチームの中心だと感じられる必要があるということだろうか。
まだエル・クラシコに一度も出場したことがないアザールだが、今回は23人の招集メンバーに入っている。