リヴァプールで285試合に出場した元オランダ代表FWディルク・カイト。
チームのために労をいとわない献身的なプレーでサポーターたちに愛された彼がレッズファンたちの質問に答える企画に参加した。
「リヴァプールがキックオフでCBからウィングにダイアゴナルのロングボールを蹴るのはなぜ?」という質問にはこう答えていたぞ。
ディルク・カイト(元リヴァプールFW)
「僕の時代のリヴァプールはいつもハイテンポで試合をスタートさせていた、特にホームではね。
ご存知の通り、アンフィールドでプレーする時は観客たちがすぐ後ろにいる。
最終ラインに目がけてロングボールを放り込み、すぐにプレッシングを仕掛ける、そして、観客がすぐ後ろにいる。これは相手にとって相当きつい。
そうすることで相手を一番最初からやりにくくするのさ。
僕はそういうロングボールを追いかけるのが好きだった。
最初のホイッスルが鳴った時からチームが“オン”になっていて、準備が整っているのはいいことさ」
観客との距離が近いアンフィールドでは、相手チームにいきなりプレッシャーを与えるために、ロングボールを放り込んだうえで、プレッシングに行くスタイルが効果的だとか。
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ちなみに、南野拓実が終了間際に劇的なゴールを決めたレスター戦では、2点ビハインドだった後半のキックオフでリヴァプールはロングボールを放り込まずにつないでいく形をとった。今後はキックオフに注目するのも面白いかもしれない。
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