今月5日の誕生日で37歳になったクリスティアーノ・ロナウド。
マンチェスター・ユナイテッドに復帰した今季は27試合で15ゴールを決めているが、2009年以来となる6試合ノーゴールという時期もあった。
元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは『Telegraph』のコラムでこう指摘している。
ジェイミー・キャラガー
「昨夏、ユナイテッドはロナウドとの再契約というミスを犯した。来季も彼をキープするのはより大きなミスになるだろう。
ユナイテッドは2020-21シーズンに全コンペティションで121ゴールを決めた。これは過去14年で最高の数字だった。それは今よりもバランスがとれた一体感のあるチームだったからだ。
失望する結果になる度に雑音が発生する。『シーズン後に彼は去就を考えるだろう』という話がリークされる度にノイズが起きる。
マーカス・ラッシュフォードが1月のウェストハム戦で劇的な決勝ゴールを決めた時のように、ユナイテッドの得点者がロナウドではない時もしらけた反応がある。
監督が37歳の選手を除外したとしても騒がれるべきではない。
クラブ以上の存在である選手などひとりもいない。
それを誰よりも分かっていたのが、サー・アレックス・ファーガソンである。
2006年にプレミア史上最高のゴールスコアラーのひとりだったルート・ファンニステルローイを売却したのは、彼の個人的なゴールへの渇望が有望な若手たちの成長を阻害していると感じたからだ。
(ロナウドと)ユナイテッドの再会が1年限りになり、彼を退団させるなら、生み出すよりも多くの問題を解決するはずだ」
キャラガーは、ロナウドが世界最高のゴールスコアラーのひとりであることを認めつつ、今季限りで団させたほうが賢明だと説いていた。
ロナウドとユナイテッドとの契約は2023年6月末までだが、1年間の延長オプションもある。