昨季のセリエAで4位に終わったユヴェントス。
今季も4位に甘んじているほか、UEFAチャンピオンズリーグでは失意の敗退となった。そうしたなか、アッレグリ監督は『Sky』でこんな話をしていたそう。
マッシミリアーノ・アッレグリ(ユヴェントス監督)
「負けるのは好きではない。だから、酷いプレーをして勝った時に批判されるほうがまだいい。
誰も先週日曜のパフォーマンスを覚えていない。インテルがスクデットに前進したことだけを覚えていて、誰がどうプレーしたかは覚えていない(インテルがユーヴェを0-1で撃破)。
滑稽なのは、あなた方メディアはいつも美しいサッカーを話題にするが、結果だけに焦点を当てる者たちでもあることだ。
(CL敗退となった)ビジャレアル戦も75分までは、全てのウェブサイトやSNSがユーヴェのパフォーマンスを賞賛していたと聞いた。
だが、失点した途端にユーヴェは大失敗だと言われた。それは意味不明だ。
パフォーマンスは変わらないし、変わったのは結果だけだ。
私は批判を聞くのを楽しんでいるが、一線を越えているものもあり、それには苛立ちを覚える。
我々についてだけではなく、サッカー全般だ。
将来、人々がファーストタッチやマーカーを振り切ることなどサッカーのいろはの話題に戻ってくることを願っている。
イタリアはワールドカップで4度優勝したし、自分たちのスタイルがある。
だが、我々はグアルディオラのスタイルを15年間も追い求めたが、(その間に)彼も変わっていることに気付いていなかった」
メディアやネット上の表面的な批判は理にかなっていないと批判。そのうえで、イタリアはペップのスタイルを追求したが、その間にペップが進化していることを察知できなかったとも指摘していた。
なお、元イタリア代表アントニオ・カッサーノは「イタリアサッカーは最悪。アッレグリのユヴェントスが何をもたらすか?いまの俺たちはクラブでも代表でもインターナショナルレベルでは悪い印象しか与えない」と述べている。