今週もお届けする「原一樹のフットボール研究所」。FMおとくにで水曜日20:30~20:58に放送しているラジオ番組「フットボールラウンジ」との連動企画です。
清水エスパルス、浦和レッズ、京都サンガ、ギラヴァンツ北九州、カマタマーレ讃岐、ロアッソ熊本、そしておこしやす京都でプレーし、昨年限りで現役を引退された原一樹さんに毎週お話を伺います!
現在は京都に本拠地を置いて活動している原一樹さんが、毎週の京都サンガFCの試合をレビューし、「MY MVP」を選出する連載コーナーです。
今回は、4月2日に行われたガンバ大阪戦、7日に行われたサガン鳥栖戦をレビューします!
――京都サンガFCのこの2試合を振り返りますと、ガンバ大阪戦が1-1の引き分け。ピーター・ウタカ選手のゴールでしたね。そして週末のサガン鳥栖戦は3-1での勝利。ここまで2失点しかしていない相手に3点を決めましたね。
ガンバ大阪の試合では、ウタカ選手がシュートかクロスかわからないようなボールをしっかりとゴールにつなげる、見事なタッチがありましたね。また、上福元直人選手が素晴らしいセーブをたくさんしていたからこその1-1でした。
僕は現地で「勝ち試合だったな」と思いましたが、それでもよく止めていた、守っていたと印象もあります。その中での1-1だったのかなという印象でした。
サガン鳥栖戦については、皆さん興奮冷めやらぬままでしょうけど(笑)。お互いに成長している若手が多くて、面白いゲームになるだろうなと思っていました。
そこで京都がしっかりと決定機を沈めて、追加点も取りました。本当に”あっぱれ”なウタカ選手のゴールでしたし、会場でも拍手しか出ないような素晴らしいものでした。サンガの強さを見事に見せたと感じましたね。
鳥栖はペースを崩されたと思います。ここまで失点が少ない試合を続けてきたのに、早い時間に2回も決められてしまった。
試合運びは互角に進んでいたかもしれないですが、電光掲示板を見ればスコアは2-0になっている。そこで重い雰囲気になってしまったように感じましたね。
――2試合ともにウタカ選手のペナルティエリアにおけるポジショニングがゴールに繋がりましたね。
ウタカ選手の「準備の能力」ですね。他の場面でも確実に要求をしています。松田天馬選手も荻原拓也選手も毎回怒られているかのような要求をされています(笑)。
そして、人に要求するからこそウタカ選手も準備を怠っていないんです。常にゴールに体を向けて自分がシュートを打てる体勢を取る準備をしています。それは点も取れるだろうなと感じますね。
――ペナルティエリアでちょっと下がってマークを外す動きは見事でしたね。
自分がシュートを打つための動きですね。ガンバ戦の場面は、まずキーパーの位置を確認して、自分のスペースを作り出して、その中でどうシュートを打つかっていうのをイメージしたから体が反応しているのだとと思います。そのような場面を意識して、体の向きやスペースを作る作業をしているんだろうなと感じられますね。
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ウタカが決めたーーー🔥🔥🔥
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京都はクロスのこぼれ球を #金子大毅 がダイレクトで中央へ送る。
シュート性のボールに反応した #ピーターウタカ がネットを揺らした👏👏
🏆2022明治安田J1第7節
🆚京都×G大阪
📺#DAZN ライブ配信中#京都G大阪#Jが世界を熱くする@sangafc pic.twitter.com/MMO4BTLte0
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 6, 2022
他の場面でも10回ほど動き直していたり、要求もしています。ゴールの場面以外でも相当な準備をしていますね。自分がゴールに向かうことで、どれだけチームを助けられるか。それを背負って戦っているんだなと。