佳境を迎えているUEFAチャンピオンズリーグ。優勝候補だったバイエルン・ミュンヘンは準々決勝でビジャレアルに敗れて敗退が決まった。
1stレグを0-1で落としていたバイエルンは2dnレグも苦戦。ロベルト・レヴァンドフスキのゴールでタイスコアに持ち込むが、88分にサミュエル・チュクウエゼに得点を奪われて万事休すとなった。
2ndレグは1-1の引き分けとなり、2戦合計2-1でビジャレアルの勝ち抜けが決定。ウナイ・エメリ監督は先週末のリーグ戦はスタメン全員を入れ替える策をとっていたが、見事な戦いを見せた。
バイエルンがCLで2試合連続未勝利に終わるのは、2018-19シーズン以来のこと。一方、ビジャレアルは2005-06シーズン以来のCL準決勝進出となった。
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1stレグの後にバイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督は「相手は第1戦で我々を殺さないというミスを犯した。彼らがもっと多くのゴールを決めらなかったことを謝るつもりはない」と発言。準決勝進出を決めた後、ビジャレアルFWジェラール・モレノはこう述べていた。
ジェラール・モレノ(ビジャレアルFW)
「1stレグで僕らがこの対戦を終わらせないミスを犯したというコメントがモチベーションになった。
今日の彼らは僕らを殺さないというミスを犯し、僕らはそれを利用した。このチームはすごいことをやった」
ダニ・パレホも「(ナーゲルスマンの発言は)我がクラブとサッカーへの敬意が欠けていた。自分の吐いたものが自分の顔にかかることがある」と話していたほか、エメリ監督も「我々は88分まで多くのミスを犯した。相手のミスはひとつだけ。それは我々を生かしたこと。我々はそれで相手をこらしめた」と述べていたとか。
一方、バイエルンのトーマス・ミュラーは「1stレグを抜きにして、この試合だけを考慮すれば、自分たちが説得力のある形で突破できていたはずだ。受け入れがたい。何と言えばいいのか分からない」とこぼしてた。
また、ナーゲルスマン監督は「第1戦が大事だった。あれで負けてしまった。いいプレーができなかったが、今日は素晴らしかった。戦術的にもインテンシティの面でもこの数か月で最高の試合のひとつだった」と話している。