36歳になった現在もレアル・マドリーの中盤に君臨するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ。
かつてクロアチア代表を指揮したスラヴェン・ビリッチ監督は、2006年のワールドカップで若手だったモドリッチを代表メンバーとして抜擢した人物だ。
そのビリッチ氏は『Marca』のインタビューでこんな話をしていた。
スラヴェン・ビリッチ
「彼は非常に完成されていて、全てを兼ね備えている。
2006年のワールドカップが行われる前のことを覚えているよ。
オーストリア戦の前にこう伝えたんだ。ビッグトーナメントであろうと、自分を信じて、勇気を持てとね。
『君はチャビやイニエスタよりはよくないかもしれない。だが、彼らの部類には入っているので、彼らは君よりもよくはない』と伝えた。
その時、彼が興奮しつつ、感謝していたのを覚えている。彼は自分が彼らに匹敵することを全員に示した」
ちょっと分かりにくい表現だが…。
当時20歳だったモドリッチはディナモ・ザグレブに所属する若手だった。ビリッチ監督は若き日の彼にイニエスタやチャビと同レベルだと伝えて、自信を与えていたようだ。
イニエスタはモドリッチの1歳年上だが、10代当時からバルセロナで活躍していた。