今年末にカタールで行われるFIFAワールドカップは出場国が多くのすでに決定している。
南米予選を突破したエクアドル代表は2大会ぶりの出場を決めた。だが、『Record』によれば、大会から追放される可能性が浮上したという。
問題になっているのは、南米予選8試合に出場したバイロン・カスティージョの出生地。昨年9月、パラグアイサッカー協会の指摘により疑惑が浮上した。
当初、彼は1998年11月にエクアドルのグアヤス州で生まれたと判断されていたが、このほどそれを否定する文書が出てきたという。
それはカスティージョが1995年7月にエクアドルに隣接するコロンビアのトゥマコで生まれたという出生証明書。生まれた国だけでなく、年齢も違う可能性が出てきたのだ。
これによってエクアドルが失格になる可能性が浮上したというが、エクアドルに有利な点もある。
ひとつは異議を申し立てられるのは試合後48時間以内であること、もうひとつは、エクアドル市民でも帰化もしていないカスティージョだが、すでにエクアドルに5年以上住んでいること。
FIFAがどのような判断を下すかはまだ不明だが、チリとペルーはエクアドルへの処分を期待しているようだ。エクアドルは本大会でグループAに入っており、カタール、セネガル、オランダと対戦する予定。