2021年10月に迎えたクラブ30周年を機に、ブランドコンセプトを発表したガンバ大阪。

株式会社インターブランドジャパン並びにパナソニック株式会社スポーツマネジメント推進室(現:パナソニックスポーツ株式会社)をパートナーとして開発されたその取り組みが、Jクラブ初となるドイツの国際デザイン賞「iFデザインアワード2022」(コミュニケーション分野、カンパニーブランディング)を受賞した。

「iFデザインアワード」とは、国際的に権威のあるデザインアワード。ドイツ「レッド・ドット・アワード」、アメリカ「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞」と並び、世界三大デザイン賞の一つとされ、「デザイン界のオスカー」とも呼ばれている。

2022年は、過去最多となる10,776件もの応募があったとのことだ。

ガンバ大阪はJリーグ発足以来、国内やアジアで数々のタイトルを獲得。そうした中で2021年、クラブの誕生から30周年を迎え、さらなる成長に向けて新たに目指すゴールとブランドコンセプトを必要としていた。

ブランドの核となるテーマは『BE THE HEAT, BE THE HEART』。ガンバ大阪が情熱を燃やし、熱狂の源となる青い炎となり、人々に新たな体験を生み出し、ファン・サポーター、地域、日本のスポーツ文化の中心となるという、強い意志が込められている。

早くも馴染みつつある“G”の新エンブレムは、そのテーマから抽出された炎、ハート、ゴールの要素で構成され、ミニマルな表現で近代的にデザイン。

青・黒のチームカラーと、オリジナルフォントを使用した大胆なタイポグラフィによるシンプルかつ力強いビジュアルシステムは、既存のファンだけでなく、未来のファンをも魅了する近代的なスポーツブランドとしての印象を強く訴求しているという。

今回の受賞を受け、関係者経由で直撃したガンバ大阪の小野忠史代表取締役社長のコメントがこちら!

「このような名誉ある賞を受賞することとなり、本当に嬉しく思います。ファン・サポーターの皆様やホームタウン、パートナーの方々、ガンバ大阪に関わる全ての皆様にこのブランドコンセプトをご理解いただき、共に進めていくことが出来たのが受賞に繋がったと思います。この名誉ある賞に恥じることなく、『日本を代表するスポーツエクスペリエンスブランド』が実現できるよう、邁進して参ります。引き続きご声援よろしくお願い致します」

【関連記事】寺田紳一、激白。ガンバ時代の「凄いヤツ」と指導者としての夢

サッカーのフィールドに留まることのない新たな体験の創出によって熱狂を生み出し、日本を代表するスポーツエクスペリエンスブランドとなることを目指すガンバ大阪。

ピッチ上では今シーズンやや苦戦を強いられているが、新たな一歩を踏み出した彼らの未来にも注目していきたい。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」