先日大きな話題を集めたTVゲームシリーズ『FIFA』のライセンス問題。

長年国際サッカー連盟(FIFA)の公認ライセンスゲームとして『EA Sports』が展開してきたが、2023年を最後にその契約を終了することが発表された。

【動画】2023年から始まる『EA Sports FC』

なぜその選択が下されたのか?『VideoGamesChronicle』によれば、かつて『EA Sports』のアンドリュー・ウィルソンCEOが、会議において以下のように話していたという。

アンドリュー・ウィルソン

「我々は過去30年以上にわたってFIFAと素晴らしい関係を続けていた。計り知れない価値を生み出してきた。それはただ巨大なもので、地球上で最も大きなエンターテインメントの一つを作り上げた。

『FIFA』というブランドは、もはやサッカーの統治体よりもビデオゲームとしての意味のほうが強いだろう。

偏見かもしれないがね。それを当たり前のこととは考えていない。傲慢にはならないようにしている。我々は将来的に必要なものをFIFAに理解してもらうために、真剣に取り組んできた。

基本的に、ワールドカップがない年に『FIFA』ブランドから得られるものは、箱の横にある4文字だけだ。ダウンロードで購入する人が多くなり、箱を見ることもなくなった世界でね。

もちろんワールドカップの年にはその大会にアクセスできるが、より広い文脈においてはもはや最も重要なものではない。

我々は将来を見据えてフランチャイズを拡大したいと考えている。FIFAとの契約は皮肉にもそれを妨げるものでもあった。

自分たちの史上で自分たちに関連する商業的なブランドを求めている。例えばNikeのようなものだ。FIFAはadidasと関係があるため、それができなかった。

また、ユーザーはもっと多くのプレーモードを求めている。このライセンスは特定のカテゴリーしかカバーしていないので、FIFAに我々が作りたいものを認めさせるのは困難だった。

ユーザーはさらに我々がデジタル・エコシステムにもっと拡大してほしいと思っている。FIFAとのライセンスは我々のそのようなプランを妨げてきた。

繰り返しになるが、『FIFA』は単なる箱の名前に過ぎないが、ユーザーが臨む領域を広げられるという我々の能力を邪魔してきたのだ」

なお、『FIFA』の名前が外れたあともリーグ、選手、スタジアムのライセンスは保持するとのことで、現在『EA Sports FC』という名前で商標の出願を行っているという。