かつてロシア代表チームでキャプテンを務めたMFイーゴリ・デニソフが、母国のウクライナ侵攻に対して反対の声を上げた。

最近、ロシアでは議会で「戦争に反対する人物は最長で15年間の懲役刑が言い渡される」という法案を可決していた。

しかしながら、2013年から2016年までロシア代表の主将を務めたデニソフは、ジャーナリストのノーベル・アルスタミャン氏のYoutubeで以下のように話し、それでも戦争を反対していると宣言した。

【動画】デニソフが出演したYoutubeチャンネル「ノーベル」

『BBC』や『Daily Mail』などによれば、デニソフはまだロシアで生活している身でありながらも以下のようにコメントしていたそう。

イーゴリ・デニソフ

「これらの出来事は壊滅的なものだ。恐ろしいことだよ。

おそらく、彼らは私を刑務所に入れようとしたり、この発言を理由に殺したりしようとするだろう。しかし私はそれを覚悟して言っている。

私は誇り高き男だ。これは3~4日前のことだ。プーチン大統領に手紙を書き、すべてを止めてくれるならばあなたの前に跪く準備ができているとまで伝えた」

なおロシアのメディアではウクライナで起こっていることを報道できないため、戦争や侵略という単語自体が使えないという。

そのためこのデニソフのインタビューに関する報道も、戦争や侵略のことについては言及されておらず、2月24日以降の生活についてのコメントのみが伝えられているそうだ。

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