かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元フランス代表DFパトリス・エヴラは、エリック・テン・ハフ監督の就任を残念だと思っているようだ。
『Mirror』によれば、エヴラは以下のように話していたという。
パトリス・エヴラ
「アントニオ・コンテ、ユルゲン・クロップ、そしてジョゼップ・グアルディオラは、今のところ世界で最高の監督だ。
我々はアントニオ・コンテをマンチェスター・ユナイテッドに引き寄せられたはずだ。だから私はとても心を痛めている。
しかし、クラブの人々は言っているね。『コンテは我々のスタイルではない。我々が探しているものではない』とね。
では見てみよう。今はエリック・テン・ハフがいる。彼が何をするのか見てみよう。彼は私のサポートを持っている。
ただ、マンチェスター・ユナイテッドが監督として料理人の誰かを連れてきたとしても、私はとりあえずサポートするだろう。
本当に残念なのは、もしかしたらアントニオ・コンテがマンチェスター・ユナイテッドのために何かをしてくれた可能性があるからだよ。
トッテナムをチャンピオンズリーグに導いた。就任する前と同じ選手たちでね。彼は天才だ。ユヴェントスに行ったときも、みんなが言っていた。『パトリス、コン監督は天才だよ』とね。
彼はサッカー中毒だ。凄まじい情熱を持っている。彼はみんなを駆り立てる。そして誰もが激しく走り出す。
トッテナムのファンはとても幸せに見える。選手は勝とうが負けようが全力を尽くしている。それがコンテのメンタリティだ。
だから心が痛い。それがトッテナムだからというわけではないよ。コンテがもしマンチェスター・ユナイテッドにいれば、なにかをしてくれたと思うからだ」
マンチェスター・ユナイテッドは昨年11月にオレ・グンナー・スールシャール氏を解任したあと、アントニオ・コンテ氏の招聘を検討していたと言われる。
ただユナイテッドはコンテ監督のスタイルや性格を嫌ったとも伝えられており、最終的にはラルフ・ラングニック氏を暫定指揮官に据えることとした。
しかし結局そのラルフ・ラングニック氏は半年で退任し、約束されていたコンサルタントへの就任もキャンセルとなっている。