ありえないスコアの試合があったとして、シエラレオネサッカー協会(SLFA)が調査を始めた。
2部リーグの試合で「91-1」、「0-95」という“非現実的”な試合結果があったとしている。
『BBC』によれば、残留をかけた別チームの最終戦でとんでもないスコアが生まれたという。
ハーフタイムの時点では「7-1」、「0-2」というスコアだったそうで、八百長の疑いがあることから2試合の結果は取り消された。
SLFA会長は「このような恥ずべき状況を処罰せずに看過することはできない。ただちに調査を始め、責任者全員に報いを受けさせる。有罪になった者はSLFAの法に従って処分され、国の不正防止委員会に引き渡される」と述べている。
大量得点を奪った2チームは勝点で並んでおり、残留を争っていたそう。得失点差が分かれ目となるため、このような事態になったようだ。
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2試合は同時刻のキックオフだったものの、1-91のスコアになった試合では審判が後半戦を拒否して交代になる出来事もあったという。
95失点して敗れたチームは3選手が退場になったというが、暫定監督を務めたコーチは「後半に大量失点してしまった。イラついたし、怒りでタッチラインを離れたこともあった。その後は集中力が切れてしまったので、何失点したのかさえ分からない。だが、八百長に加担することは絶対にない」と疑惑を否定している。