森保一監督率いる日本代表において、中心選手の一人となっている伊東純也。

久保建英や堂安律が注目された右サイドアタッカーでスタメンの座を掴むと、最終予選では4試合連続ゴールを記録。予選突破に大きく貢献し、ワールドカップ本大会での活躍も期待される。

そんな伊東、昨今の代表チームで話題の「大卒選手」であることでも知られている。

在籍していたのは地元の神奈川大学。その頃チームメイトだった、現いわきFC所属で鈴木優磨の兄としても知られる鈴木翔大に当時の伊東純也について聞いてみた。インタビューの中から該当する一部を紹介。

(取材日:2022年6月2日)

――日本航空高校から進学した神奈川大学では、現日本代表の伊東純也選手とチームメイトでした。当時の伊東選手はどんなプレーヤーでしたか?

学年的に1個上で2トップを組んだりもしました。

当時からスピードという部分ではもう誰にも負けていなかったですね。関東大学2部から1部に上げてくれた代の選手で、1人だけ2部から全日本大学選抜にも入っていたくらいの選手でした。

やはりスピードという、一つ誰にも負けない武器があるってすごいことだなと見ていて感じていました。

でも僕が言うのも何なんですが、大学の時はスピードだけで勝負していたイメージがあります。自分の中では。

縦への速さだけで勝負していた感じがあったんですけど、プロ入りして最初にヴァンフォーレ甲府へ加入したじゃないですか。ヴァンフォーレ甲府とその後の柏レイソル。2つのチームでプレーしている姿を見た時、もう衝撃を受けて。

カットインしてからの左足シュートだったり、繋ぎの部分だったり。「プロの世界に入るとこんなにサッカー自体がうまくなるんだ」と衝撃を受けました。

もともと能力が高いことはもちろん知っていたのですが、プロの世界に入ってどれだけ伸びていけるか。どれだけ上手くなっていけるかもとても重要な部分なんだなと、純也くんを見てすごく感じました。