44歳になった元日本代表MF中村俊輔が今季限りで現役を引退すると報じられた。
彼がプレーしたイタリア、スコットランド、スペインでもその一報が伝えられている。
『Sky Italia』
「中村俊輔がサッカー界を去る。
レッジーナで2002年から2005年までプレーした日本人ファンタジスタは44歳で引退。
彼は2022年に引退を発表した有名選手のリストに名を連ねる最新の人物だ」
『The Scottish Sun』
「セルティックの英雄である中村俊輔が44歳にしてその卓越したキャリアに終止符を打つ。
センセーショナルなプレースキック能力で知られる影響力の大きなMFはほぼ26年に渡ってプレーしてきた。
スコットランドでの時間は彼が最も成功した時期。セルティック・パークのお気に入り選手でもあった」
『football.scotland』
「元セルティックのスターである中村俊輔が44歳で引退へ。
2005年にレッジーナから加入したナカは、プレースキッカーとしての才能、どんなパスも繰り出す能力、どんな相手も出し抜く動きとトリッキーさで瞬く間にファンから愛されるようになった。
セルティックでの4年間では、3度のリーグ優勝など6つのトロフィーを獲得し、象徴的な瞬間を経験。2006-07シーズンには年間MVPも受賞している」
『Marca』
「エスパニョールを5か月で去った“銀河系”中村が44歳にして引退。
セルティックで4年プレーした後、彼はリーガにやってきた。だが、当時の監督によれば、文化的・言語的理由でスペインサッカーに適用できなかったという。
当時のサッカー界は、ピッチ上で提供できるもの以上の付加価値をもたらす“銀河系”と契約する時代だった。
エスパニョールは2009-10シーズンに彼と契約。スペインでもその能力に疑いはなかったが、クラブは日本人選手がもたらすアジア市場開拓、アジアツアー、日本でのファン拡大、ユニフォームの売り上げなどにも目を向けていた。
だが、その賭けは彼らが期待していたほどうまくはいかず。彼は5か月在籍した後、翌年2月に帰国してしまった」
イタリアとスコットランドのメディアはその功績を讃えていたが、スペインメディアはやや辛口。
俊輔はレッジーナで87試合12ゴール、セルティックでは145試合31ゴールを記録したが、エスパニョールでは15試合で0ゴールに終わっている。