PSGのブラジル代表FWネイマールがバルセロナでの裁判に出廷した。
この裁判は、2013年にネイマールがサントスからバルセロナに移籍した際の取引をめぐるもの。
ネイマールの保有権40パーセントを保有していたDISという会社がバルセロナとサントスの間で行われた虚偽の取引によって損失を被ったと主張している。
『Sky』によれば、この日、証言台に立ったネイマールは全ての不正行為についての疑いを否定したとのこと。
「(移籍)交渉に自分は参加しなかった。
父がいつもやってくれていたし、これからもそうだろう。
自分は父がサインしろというもの全てにサインする。
バルセロナでプレーすることはずっと夢だった、子供の頃からの」
7月に公開された法廷文書では、バルサはネイマールとの交渉を2011年から始めており、サントスとの契約が満了になる2014年に4000万ユーロ(58億円)を支払うと確約したことで他クラブが彼と契約をすることを妨げられたとされている(実際にサントスからバルサに移籍したのは2013年)。
ただ、ネイマールの父は法廷でこう証言した。
「我々の意図は、ヨーロッパでの彼のキャリアプランを準備しておくことだった。
それは我々のなかですでに確立されており、言語などを学んでいた。
彼の夢はバルセロナでプレーすることだと分かっていたので、バルサとの優先契約にサインした」
なお、当時はレアル・マドリーもネイマールと契約しようとしていた。
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レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はビデオを通じて証人として出廷。レアルは2011年に4500万ユーロ(66億円)、2013年には3600万ユーロ(53億円)でネイマールにオファーしたと述べている。