テゲバジャーロ宮崎は21日、「FW工藤壮人選手が逝去した」と公式発表した。

かつて柏レイソルなどで活躍し、日本代表でもプレーした経験を持っている工藤壮人。今年テゲバジャーロ宮崎に加入し、21試合に出場してきた。

今月2日に体調不良を訴えたことで医療機関の診断を受けると、水頭症を患っていることが判明。入院して治療が行われていた。

17日には容態の悪化により集中治療室に移されたことが発表されていたが、21日の14時50分に32歳という若さでこの世を去ったという。

水頭症は脳の中で髄液が溜まってしまう病気で、脳が圧迫されることにより様々な症状を引き起こしてしまうものである。

テゲバジャーロ宮崎の代表取締役社長を務める二村恵太氏は、工藤壮人の訃報に関して以下のようにコメントを掲載している。

「私たちの大切な仲間である工藤壮人が息を引き取りました。

工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます。

工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン「真摯」をまさに体現してくれる存在でした。

そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません。

選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。

そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております。

工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました」

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