南米屈指の熱量を誇るサッカー大国アルゼンチン。
今年の国内サッカーを締めくくる「トロフェオ・デ・カンペオネス」の決勝が行われた(スーパーカップ的な感じ)。
ボカ・ジュニオルスとラシン・クラブとの対決となったのだが、なんと両チーム合わせて10人が退場になる前代未聞の事態に…(以下画像はSoccerway)。
まずは1-1で迎えた後半アディショナルタイムに両チームに退場者が出る。
さらに、ボカは延長戦で2枚目のイエローカードを貰ったアラン・バレラが退場。
そして、ラシンのカルロス・アルカラスが勝ち越しゴールを決めた直後には乱闘沙汰が勃発。アルカラスはボカファンに向かってセレブレーションをしたことで相手の怒りを買った。
その後、アルカラスを含めた7人に一発レッドカードが提示された。ボカはすでに交代していた選手も含めて計7人が退場。ルール的に必要とされるピッチ上の選手数が7人を下回ったために試合は打ち切り。
【動画】10人退場の狂気…ボカvsラシン戦のレッド連発シーン
結局、ラシンの優勝となったが、19歳のアルカラスは「ゴールを決めてセレブレーションをしようと思った。あそこでセレブレーションをしたことで彼らが怒ったのなら、ボカファンに謝る。ピッチを横切って、ラシンファンたちと一緒に祝いたかったんだ。ひざまずいて、手を上げただけだったが、彼らは間違って受け取った」と謝罪している。
現地でも、これほど多くの退場者を出したことはなく、前代未聞の事態だと伝えられている。