開幕が間近に迫ってきたFIFAワールドカップ・カタール大会。
このほど、試合が開催される8つのスタジアムで大会期間中にビールの販売はしないと発表された。
イスラム国であるカタールでは酒類の販売が厳しく制限されている。
ただ、FIFAのメインスポンサーであるバドワイザーがW杯でのビール独占販売権を持っており、これまでは「スタジアム内の一部」でアルコールが提供されるはずだった。その方針が開幕2日前に変更された。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、この件について聞かれると、「1日に3、4時間ほどビールを吞めなくても死ぬことはない」と述べた。
また、イングランド代表DFエリック・ダイアーは「お酒があってもなくても楽しめると思いたい。素晴らしいサッカー、エキサイティングなサッカーを提供できるかは、大会に参加するチーム次第さ。それがスタジアムでの素晴らしい雰囲気を作り出す。選手とファンはお互いに影響し合っているし、僕らはいいサッカーでその口火を切る必要がある」と話している。