カタールワールドカップ グループCは後半複雑な展開になった。

メキシコがサウジアラビアに2-0、ポーランドがアルゼンチンに0-2となったことで勝ち点、得失点差などの条件が全く一緒になったためだ。

グループリーグで勝ち点が並んだ場合の大会規則でタイブレイク規定(Competition Format 12 Equal points and qualification for knockout stage)によって以下のような優先度で決められている。

1.得失点差
2.総得点
3.直接対決の成績
4.直接対決の得失点差
5.直接対決の総得点
6.フェアプレーポイント
7.抽選

(4.5.が何で必要があるの?という意見もあるだろうが3チーム以上が直接対決で並ぶことがあるため)

まずは得失点差が見られる。つまり直接対決で勝っていても得失点差や総得点の方が優先される。

今回、ポーランド、メキシコは試合途中に

1.得失点差 +ー0
2.総得点 2
3.直接対決の成績 0-0

とすべて一緒になった。2チームのみ勝ち点が並び直接対決も引き分けなので4,5は関係がない。

そこで
6.フェアプレーポイント

が見られる。

フェアプレーポイントは、試合前の時点でポーランドがイエロー3枚、メキシコがイエロー6枚で試合中ともに1枚を追加していた状況だった。

フェアプレーポイントは

イエローカード(-1)、1試合でイエローカード2枚で退場(-3)、一発レッドカード(-4)、イエローカード+一発レッドカード(-5)

で計算されるため、ポーランドは-4、メキシコは-7となっていた。もし試合結果が変わらなくても、イエローカードを4枚増やしてしまうか1枚でも一発レッドカードがでればポーランドはメキシコに逆転されるという状況だった。

さらにメキシコが3点目を決めてしまってもグループリーグ敗退で、ポーランドは1点を求めて攻めに行くのか、アルゼンチンにもう1点取られないように全力で守りに行くのか、守るがカードは出さないように気を付けるのかとても難しい選択を迫られた。

最終的にはポーランドは何とかアルゼンチンの攻撃をしのぎ切り0-2で試合終了。試合終了後、メキシコの結果を待つ形になった。そのメキシコが最後サウジアラビアに得点を決められたことで(難しいことを考えることなく)得失点差で2位を確保することに成功した。

こうした複雑な状況での選択が求められるのがワールドカップであり、第3試合目なのだということを再確認させられた。