パオロ・マルディーニ(イタリア代表)

サイドバックとセンターバックで世界最強となり、アズーリ史上3位となる126試合に出場したレジェンド。

攻守のセンス、身体能力、戦術理解力、キャプテンシーを兼備した非の打ち所がない完璧な選手であり、サッカー史上最強ベストイレブンにも名を連ねるはずの存在だ。

W杯には1990、1994、1998、2002年と4大会に出場したが、優勝には届かず。

疑惑の判定が相次いだ韓国戦で敗れた日韓大会ではキャプテンを務めた。

後年、「2006年大会の代表招集に私はNoと言ったんだ。そして、イタリアは優勝した。運命だったと思う。それでも自分は素晴らしい時間を過ごしたよ。とはいえ、本当にもう一度やり直したい試合は、2002年の韓国戦になるだろうね。それまで自分は審判に対して怒りを覚えたことは一度もなかった。だが、率直に言って、あの日はムリだった。自分の中にある最悪(の言葉)をぶちまけた。妻から学んだスペイン語にも助けてもらってね」と振り返っている。