2日に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のグループステージ第3節。
グループHの2位につけるガーナと、最下位ながらもまだ突破の可能性を残しているウルグアイが対戦した。
序盤はしばらくチャンスらしいチャンスがない展開だったが、18分に起こった場面が試合を一気に激しくした。
ガーナの左サイドで起用されたジョーダン・アユーが放ったミドルシュートを、ウルグアイのGKロチェがセーブ。しかしこぼれ球に詰めたクドゥスがロチェと接触し、VAR判定の末にペナルティキックとなる。
ウルグアイは絶体絶命の状況か…と思いきや、アンドレ・アユーのシュートを見事にロチェがセーブ。自らのプレーで与えたPKを防ぎ、失点を逃れた。
そしてこの後、ウルグアイが一気にペースを手にする。
26分には右サイドからのクロスがファーポストに繋がり、フリーで受けたルイス・スアレスが中に切れ込んでシュート。GKが弾いたところにデ・アラスカエタが詰めて押し込み、ウルグアイに先制点をもたらす。
さらに32分にはルイス・スアレスのおしゃれな浮き球パスをデ・アラスカエタがボレーで叩き、ウルグアイがあっという間に2点のリードを奪った。
後半にはガーナがかなりボールを保持する展開となるも、ウルグアイは守備を固めて試合をコントロール。
いくつかのピンチはあったもののGKロチェの好セーブもあって失点を逃れることに成功し、2-0のまま試合を進めていたが…。
終盤、ウルグアイにとって厳しい情報が飛び込んでくる。他会場で韓国が追加点を決め、ポルトガルをリードした。
2-0では決勝トーナメントに進めないウルグアイ。急遽追加点を狙って攻め込み、多くのチャンスを作り出すも…ゴールにまでは至らなかった。
結果、ウルグアイは2-0で勝利を収めるも、総得点で韓国に及ばずグループ3位に。ガーナもここで姿を消すことになった。