28日に開催されたフランス・リーグアンのオセール対モナコで、大きな注目を集めた新星がデビューした。

それがモナコのMFエリース・ベン・セギル。

ハーフタイム終了とともに途中出場してデビューを飾ると、58分と85分にゴールを決めて逆転勝利に大きく貢献した。

17歳と10ヶ月という年齢でデビュー戦で2ゴールという記録は、フランスリーグ75年の歴史でも初めてのもの。

また、モナコの記録としても歴史上2番目に若いデビュー(ティエリ・アンリに次ぐ)もので、ゴールもクラブ史上5番目の若さであった(キリアン・エムバペ、ピエトロ・ペッレグリ、ティエリ・アンリ、ブノワ・バディアシルに次ぐ)。

エリース・ベン・セギルは2005年2月16日生まれの17歳。出身はフランスのガッサンという人口3000人ほどの小さな町だが、モロッコの血を引いている選手だ。

そして、実の兄マルセイユに所属している19歳のFWサリム・ベン・セギルというサッカー選手である。

エリースはSCコゴリノワというチームから2020年にモナコの下部組織に加入し、2021-22シーズンは国内2位となったU-19チームの中心的な存在として活躍した。

そのプレースタイルは「トリックスター」と呼ばれるドリブラーで、ステップオーバーやフェイント、鋭いターンを得意としている。

フィジカル的な部分やディフェンスについてはかなり課題があると伝えられていたが、その攻撃力やアイデアは高く評価されており、フランスのユース年代をよく知る人々の中では有名な存在であった。

この鮮烈なデビュー戦での活躍により、メディアではすでに「キリアン・エムバペの再来」「次なるティエリ・アンリだ」と大きな話題になっている。

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ユース年代では「アミヌ・ハーリット(マルセイユ)に似ている」と呼ばれたドリブラーであるが、点取り屋としてもブレイクしていくのだろうか?

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