昨年のワールドカップでイラン代表選手たちが試合前の国歌斉唱を拒否したことは大きな話題になった。

イランでは、スカーフの規則違反の疑いで警察に拘束された22歳の女性が死亡したことに対する抗議デモが激化。当局の強行的な対応で400人以上が死亡しており、代表選手たちはデモを支持し、政府の対応に抗議してきた。

そうしたなか、イラン代表FWメフディ・タレミがこのようなツイートをして話題になっている。

「(絞首刑で使われる)ロープで正義は成し遂げられるものではない。

刑務所には横領犯や犯罪者が大勢いるが、その裁判には何年もかかる。

だが、この虐げられた若者たちは弱い家庭の出身で、どこにも手を縛られていないから、3カウントで処刑するのか?

いい加減にしろ。毎日、流血と処刑があるなかで、平和を見出す社会がどこにある」

イランでは抗議活動で逮捕された人々の処刑が相次いでいる。

同国の空手チャンピオンだったという21歳のモハメド・メフディ・カラミさんも絞首刑になったばかり。彼は準軍事組織メンバー殺害の容疑で拘束された後、裁判開始から1週間も経たずに有罪判決を受けた。

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CNNなどによれば、このわずか数か月でイランでは反体制派41人に死刑判決が宣告されたというが、その数はもっと多い可能性もあるという。

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