Jリーグは31日に行われた理事会において「新たなクラブがJリーグに入会する際の要件を改定した」と公式発表した。

2023年のシーズンからJ3とJFLの間にチームの入れ替えが行われる予定となっており、今回それに従って競技成績以外の要件について変更を加えたとのこと。

・クラブの支援組織について改定項目

現行「入会直前年度までに、ファンクラブや後援会などの安定的な支援組織を整備すること」

新「入会直前年度までに、安定的な支援組織の整備に向けた取り組みを行っていること」

・観客動員数や経営についての改定項目

現行「入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000人を超えており、かつ、3,000人に到達することを目指して努力していると認められること。」

新「入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2,000人に到達することを目指して努力していると認められること。」

現行「入会直前年度における年間事業収入が1.5億円以上になると、合理的に見込まれること」

新「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあること」

現行「入会直前年度の期末決算において、債務超過ではないことが合理的に見込まれること」

削除

さらに、入会審査の手続きについては競技成績が決まる前に決議を行うという形に変更されている。

押し並べていえば観客動員数、経営規模の項目がかなり緩和される一方、競技成績についてはJFL2位以内とやや厳しくなったということである。

JFLにおいてはこれまで要求されていた1試合平均3000人の観客動員数を恒常的に記録することが難しい状況にあり、毎年のようにそれが話題になってきた。

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今回の改定によって観客動員数は努力目標に変更されており、それを目指して活動していることが認められればJリーグ入会が許可される可能性が生まれるようだ。

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