2022年12月28日、日本サッカー協会は森保一監督の続投を正式発表した。

契約期間は2026年北中米ワールドカップまでとなり、同一監督がワールドカップ(以下W杯)後も継続して指揮を執るのは日本サッカー史上初となる。

カタールW杯では、グループステージでドイツとスペインを破り、ラウンド16で前回大会準優勝のクロアチア相手に善戦。下馬評を覆した手腕が評価されての続投となった。

もっとも、大会前は日本代表人気の低下が叫ばれていた。ドイツとスペインという優勝候補と同じグループに入り、これまで以上に厳しい戦いが予想されたこともあり、ポジティブな要素を見つけるのは難しかった。

しかし、初戦のドイツ戦で勝利すると風向きは変わる。“死の組”と評されたグループEを1位で突破した頃には、国民の関心事となっていた。惜しくも敗れたクロアチア戦からしばらく経った後、筆者はこう思った。

人々を熱狂させたサムライブルーの奮闘は、代表人気復活につながるのだろうか。