現役を引退した元日本代表DF槙野智章が、DAZNの「やべっちスタジアム」に出演し、吉田達磨と名波浩というJ監督経験者と語り合った。
現在、槙野はB級ライセンスを持っているが、Jリーグの監督になるにはS級ライセンスを取得する必要がある。
先日、日本代表のコーチ就任が決まった名波さんは、S級を取得する際に教わる経験は新鮮だったとしつつ、こんな指摘をしていた。
「ただ、削ぎ落して欲しいものもある。
S級ライセンスってJリーグの監督をやるためのライセンスじゃないですか、監督なんですよ。
その他の知識も確かに大事です。だけど、B級でもやってるし、もちろん、A級でもやるし。
それにともない、さらにS級で肉付けされたこと…。 『いやいや、それはドクターがやるから。それはフィジカルコーチがやりますよ』(と感じるものもある)。
監督がそれを100(パーセント)知る必要がないんじゃないかなっていうのが何個かあったりするので」
槙野も勉強は必要としつつ、もう少し制度的に柔らかくしてほしいと感じているとのこと。
日本のライセンス制度は欧州に比べて取得に時間がかかる。B級からS級までには最速でも4年かかるのだ(槙野のように日本代表で20試合以上に出場した経験がある場合には2年に短縮)。