本田圭佑も現行のライセンス制に疑問を呈しているが、槙野は本田と一緒にJリーグ側にその話をしているそう。その点について、名波さんはこう述べている。
「本田の意見も多少分かるっていうのはあります。
(ただ)知っておいたほうがいいよっていう知識もあるからやらないわけにはいかない。
(W杯で優勝した)アルゼンチン代表のリオネル・スカローニは40歳になったくらいで代表監督をやってるわけですよ。
そういう風な流れには、今の日本のライセンス制度だとならない」
「そこ(選手が指導者として現場に戻ってくるまでに時間がかかること)を改善して欲しいと言ってるだけで、タダであげましょうではない。
だって、アルゼンチン代表のベンチには(コーチとして)アイマールやサムエル、ベルギーのベンチにはティエリ・アンリがいて、オランダのベンチにはダーヴィッツがいる。
選手がはけ口としてそういう彼ら(若いコーチ)に色んなことを聞いたりするんじゃないですか。
(クロアチア代表のコーチになったマリオ・)マンジュキッチなんか特に言いやすいだろうね、ついこの間まで一緒にやっていたわけだから」
時間がかかるすぎる点については本田と同じ考えでもあるようだ。
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ただ、名波さんは槙野から今後ライセンス制度が変わるかもしれないですかと聞かれると「そこはお前が言ったほうがいい(笑)」とかわしていた。